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手作りゲームでいくら稼げるのか?広告の役割①

June 7, 2018

今日から広告の果たす役割について、特に「コンテンツやプロダクトを持っている企業」が

スタートアップ、メガベンチャー、大企業と成長していくときに各フェーズで果たせる広告の役割を三回に分けて連載していこうと思います。

 

第一回は、ゲーム制作会社は広告でどれくらい収益を上げられるか。

第二回は、今流行りのフリーミアムでの広告と有料課金の収益比。

第三回は、ブランド資産をB/Sに入れるという話になります。

 

まず、今回は中小のゲームアプリ制作会社についての話ですが、彼らにとって広告の果たす役割は明確です。すなわち、ほとんど唯一の収入源です。

 

昔「画面を100万回タップするとたまごが割れる」というゲームが流行ったことがありました。実に750万ダウンロードを達成し、そういう手作りゲームの中では大成功したと言えるでしょう。

(インスタグラムが今年日本でやっと1000万ダウンロードを達成したと考えると実にすごいです。)

そんな彼らが大体いくら稼いだのか。

 

彼らの作るアプリは無料なので、唯一の収入源がバナーや全画面で出てくる広告です。

 

(注)ここから概算データの羅列になります。

 

1人のユーザーにダウンロードしてもらうと、こういった暇つぶしゲームアプリの場合、平均して

約15回アプリを開きます。アプリを一回開くごとに広告は一回表示する仕様になっています。

 

つまり750万ダウンロードしてもらうと、750万×15=約1.1億回広告が表示されるわけです。

こうしてみるとすごいですね?

 

でもここからが大変。

広告は基本的に1クリックいくらという世界なので、どんなに表示してもクリックしてもらわないとお金になりません。ちなみに相場はこのアプリがリリースされた1〜2年前だと1クリック15円程度。

 

では、どれくらいの確率でクリックされるかというと、普通のバナー広告だと、その率わずか2%

1.1億回表示されても、クリックされるのは220万回にとどまるのです。

ちなみに、全画面で広告を出すと10%に跳ね上がるので最近は導入が進んでいるそうです。

 

220万回クリックされて一回15円ということは、このアプリの収益はざっと3000万円くらいだということになります。

 

このアプリに関しては、開発期間が一週間くらいだそうなので、エンジニアさんのお給料や家賃光熱水費を全部入れても30万円もしないと思います。

完全にアイデアが当たった例です。

 

 

収益
=広告表示回数×広告料金(1表示あたり)

=ダウンロード数×アプリ起動回数(1ダウンロードあたり)×広告表示回数(1起動あたり)

 ×CTR(広告クリック率)×広告料金(1クリックあたり)

 

でも、750万ダウンロードなんていうのは大当たり中の大当たりで、普段は数万ダウンロードなんてザラなので、そうすると黒か赤か怪しくなってくるわけですね。

 

この状況を改善するには二つ方策があります。

一つは広告収益を増やしていくという方針です。

例えば、

・メディアで取り上げられたり、SNSでバズらせたり、

 お小遣いサイトでお金をかけてかりそめのダウンロード数を稼いだり(業界用語で「ブースト」というらしいです)ダウンロード数を稼ぐ

・やりこみ要素を増やして起動回数を増やす

・広告の表示回数を増やす(アプリの起動回数とトレードオフになる危険性があるので慎重になる必要がある)

・全画面広告、ネイティブ広告を導入してCTR(広告クリック率)を増やす

・親和性の高いモノに絞って広告を出したりして広告料金をあげる

などが考えられます。

この中で現実的でかつ簡単にできそうなのはCTRと広告料金アップの二つくらいですね。

広告の表示法を変える、広告のターゲティングにとことんこだわるというのは、我が社が一貫して主張している広告改善法ですが、アプリの世界にも適用できるのです。

 

そして、もう一つの収益拡大法が、次回お話する「フリーミアム」というモデルです。(つづく)

 

参考記事

http://appmarketinglabo.net/osaka-bakurotalk/

 

 

 

 

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