山手線ジャック

こんにちは。創業者の羅です。

今日は、統一感のある広告は広告を見る側にとってもストレスフリーだけど、広告を出す側にとってもハッピーだというお話。

僕は基本的には(今ある)広告はキライです。

ごちゃごちゃしていて、文字が小さくて、統一感がなくて。

でも、一方で、毎回見る度に惚れ惚れする広告もあります。最寄りの原宿駅の竹下口の広告です。

今日はZOZOタウンがそこをジャックしていました。

原宿の竹下口には行ったことがある人ならわかると思うのですが、横に二人しか並べない、とてもとても狭い通路があります。

でも、竹下通りにいくコスプレイヤーの方や修学旅行生、高校生はみんなそこを通り、人口密度が半端じゃないので、必然的に左側を通行するようになります。

そこでZOZOタウンは、自社のすごいところベスト10を1枠につき1つずつ公表していくポスターを出しています。

進むにつれて順位が上がっていくので、駅の利用者の好奇心がかき立てられ、最後に正面の大きい壁に突き当たると1位の項目がドーンと出ている仕様です。

ものすごくインパクトに残りますし、原宿は洋服屋さんだけでなく、美容専門学校やアパレル産業も集積しているファッションの街なので、ターゲティングは完璧です。

原宿駅はいつもこういった感じで駅の全ポスターを一社がジャックして壮大なキャンペーンを繰り広げる場所となっているのです。

これを見ていてある時、気づいたのですが、空間における占有率が上がれば、それだけ広告到達率は上がるのではないかなと。

前に似たようなことを地下鉄と地上を走る電車の比較で書きました。地下鉄は窓の外を見ることができない分、中吊り広告にどうしても目がいく。だからそれだけ広告料金も高くなる、と。

これは視線の占有率が違うから当たり前といえば当たり前な話なのですが、実は空間の占有率にも同じことが言えるのではないかなと。

100人の人間がいる一つの車両に10枚ポスターが貼ってあったとします。

それが全部異なる10個のコンテンツである場合の「総露出量」を考えましょう。

ここでは、ある人がある広告に視線を向けた時、それを1とカウントし、その視線の本数を合計した値を「総露出量」と定義します。

東京メトロによるとこの場合広告注目率(ある広告について絵や文字を見た人の割合)は20%程度です。

つまり、一つの広告について20の視線が刺さっているということなので、「総露出量」は

20×10=200

となります。

これがもし同じ広告が10枚掲示されていた場合、ある広告を目にして潜在的に意識に残っていた人が別の場所で同じ広告を見てそれが意識レベルに上がるということが想定されます。

このような相乗効果のおかげで、広告注目率は80%程度に上がるかもしれません。

すると、80×10=800となって「総露出量」はなんと4倍になります。

「総露出量」は広告収入と強い相関を持つと考えられるので、本来電車はこういった広告を打つべきだと考えます。

実は広告を出稿する絶対的な枚数というよりも、ある空間内をどれだけ占拠できるかが広告の価値に大きく影響してくるのです。

何回かブログを読んでいただいた方にはもう言いたいことが悟られているような気がしますが、恒例通り、エレベーターは占有率100%ですよという話の締めくくり方になります。

今回も長文をお読みいただき、ありがとうございました。


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