
広告の未来(前編)
こんにちは。創設者の羅です。 今日から2回は広告の未来について書いてみようと思います。 インターネットによってすべてのモノがつながり、情報が加速度的に双方向化していくこの時代において、広告はどう変わっていくべきなのか、広告の担う社会的な意義とは何か、についての大きな「餅」を絵に描いてみようと思うのですが、 これを話すには、我々が新しく人に会うと必ず聞かれる質問、「なぜエレベータというニッチな領域に特化するのか」エレベータなのか?」ということに答えるところから書き起こさねばなりません。 なぜエレベータなのか? なぜエレベータは僕たちの目にそこまで魅力的に映るのか? エレベータと未来の広告とはどう繋がっているのか? いずれもよく聞かれる疑問です。 我々の考えている答えは明確です。 ただのニッチな領域で、まだ参入している人がほとんどいないから、というだけではもちろんありません。 上の問いの答えは二語に集約されます。 「暴力性」と「ターゲティング」です。 突然ですが、中吊り広告の広告料金は、地下鉄と地上を走る電車とで比べるとどちらが高いかわかりますか?
なぜエレベーター広告なのか?
駅前で人を待っている時、あなたはどんな顔をしていますか? おそらく自然だけれど、どこかよそゆきの表情をまとっているのではないでしょうか。 表情筋を弛緩させておきながらも、いつでも笑顔に戻せるような。 パソコンでいうところのスリープモードだということもできるかもしれません。 そして、ぼんやりと遠くを見ているでしょう。 もし、30cm前に壁があったらどうでしょう? そして横にも後ろにも。 視線はどうなりますか? さらに、すぐ後ろに知らない人がいるとしたらどうですか? 気を紛らわせようと何かしたくなるでしょう。 でもスマホをいじくる場所はない。 そこに何十秒か居続けないといけません。毎日、同じ場所に。 これがエレベーター内の状況です。 ここで、広告の効果について 広告の効果=閲覧時間✖️閲覧数✖️閲覧者の興味 と表すことができます。 そして、例えばテレビCMと比較すると、 閲覧時間: 今は録画してCMを飛ばす人がいることを考えると平均閲覧時間はあまり違いません。 閲覧数: これは視聴率1%の番組でも地上波の全国放送なら17万人ほどが見ている計算になるの